2022-01-01から1年間の記事一覧

東京都における新型コロナウイルス感染症流行第8波の到来に際して

東京都における新型コロナウイルス感染症流行第8波の到来に際して 小野京右 東京工業大学名誉教授 (2022/12/5) オミクロン派生株による第8波が東京や東北・北海道を中心に全国的にも拡大しています.幸い第5,6,7波の拡大期に比べ増加率は穏やかです.…

第7波の現状に関する意見(2022/7/17)

東京都のCOVID-19感染症流行の第6, 7 波について詳しい数理解析していませんが,これまでの理論的立場から概要について述べます.東京都における第5波,第6波の拡大開始日,最大陽性者数の日,および収束日における陽性者数と検査人数,陽性率(過去7日平…

東京都における新型コロナ感染症第5波の感染拡大縮小過程の解析に関する国際英論文とその邦論文の紹介

昨年12月2日,「はてなブログ」https://kyono.hateblo.jpに,「東京都のCovid-19第5波 感染拡大・縮小過程のSIR理論解析」と題して,11月末の東京都の最新感染動向のデータに基づき,「東京都における新型コロナウイルス第5波の感染拡大・縮小の主要因の分…

東京都の第6波の感染拡大は検査人数を20%増加すれば阻止できる

オミクロン株による第6波の感染拡大が続き,東京都の新規陽性者数は第5波の2倍を超えるに至りました.日毎陽性者の増加率はまだ前週の2倍以上もあるので,果たしていつ最大値をとり感染拡大から縮小に転換できるのかが最大の関心事でしょう.そこで(S)IR…

オミクロン株の第6波を抑圧するには検査人数を2倍にすればよい

オミクロン株による第6波の感染拡大が脅威になっています.日毎陽性者数は、1月6日から9日にかけては1週間の平均倍率が10倍を超え,感染爆発の恐れがあります.しかしSIR理論に基づいて解析しますと,オミクロン株の感染力はデルタ株の約2倍であり,検…