小野京右(東工大名誉教授),菊地勝昭(元日立製作所副技師長) 3年半近くの長い期間,全世界を恐怖に陥れた新型コロナウイルス感染症も,日本では昨年5月に5類に移行しました.昨年10月16~19日に第10回日経・FT感染症会議が行われ,今後の課題が議論さ…
小野京右(東京工業大学名誉教授)2023年12月5日 3年半近くの長い期間全世界を恐怖に陥れた新型コロナウイルス感染症が,5月に5類に移行しました.10月16~19日に第10回日経・FT感染症会議が行われ,今後の課題が議論されました.なんといってもこれまでの…
東京都における新型コロナウイルス感染症流行第8波の到来に際して 小野京右 東京工業大学名誉教授 (2022/12/5) オミクロン派生株による第8波が東京や東北・北海道を中心に全国的にも拡大しています.幸い第5,6,7波の拡大期に比べ増加率は穏やかです.…
東京都のCOVID-19感染症流行の第6, 7 波について詳しい数理解析していませんが,これまでの理論的立場から概要について述べます.東京都における第5波,第6波の拡大開始日,最大陽性者数の日,および収束日における陽性者数と検査人数,陽性率(過去7日平…
昨年12月2日,「はてなブログ」https://kyono.hateblo.jpに,「東京都のCovid-19第5波 感染拡大・縮小過程のSIR理論解析」と題して,11月末の東京都の最新感染動向のデータに基づき,「東京都における新型コロナウイルス第5波の感染拡大・縮小の主要因の分…
オミクロン株による第6波の感染拡大が続き,東京都の新規陽性者数は第5波の2倍を超えるに至りました.日毎陽性者の増加率はまだ前週の2倍以上もあるので,果たしていつ最大値をとり感染拡大から縮小に転換できるのかが最大の関心事でしょう.そこで(S)IR…
オミクロン株による第6波の感染拡大が脅威になっています.日毎陽性者数は、1月6日から9日にかけては1週間の平均倍率が10倍を超え,感染爆発の恐れがあります.しかしSIR理論に基づいて解析しますと,オミクロン株の感染力はデルタ株の約2倍であり,検…
オミクロン変異株による新型コロナCovid-19の第6波の到来が懸念されています.その対策のためにも,第5波は7月末になぜ急激に感染拡大したのか,また9月から10月にかけてなぜ急速に縮小したかについて,感染症流行に関する(S)IR理論に基づいて数理的に明らか…
東京都における新型コロナ感染症の第5波は8月末から急激に縮小し,10月12日現在の新規陽性者数は週平均で100人以下となりました.テレビでは「第6波が必ずやってくるだろうからなぜ急激に低下したのか科学的に明らかにする必要がある」という言葉をよく聞き…
連休の少ない検査がその後の感染拡大に!コロナに休日はない! 東京都における新型コロナ感染症の第5波は8月19日の5534人(報告日別)を最大として,その後縮小期に入りました.週平均の減少率は一週間後に80%台,2週間目に70%台,3週間目以降は50%台と…
東京都における新型コロナ感染症の第5波の感染拡大の主原因をIR理論に基づいて8月20日時点で解析し,オリンピック開催日に合わせた4連休と閉会日に合わせた2連休における新型コロナの検査数が半減したことが主原因であることを明らかにしました.そして…
2021年8月2日 東京工業大学名誉教授 小野京右 東京圏を中心とするCovid-19の新規陽性者が一週間で2倍以上の速度で増加しており,7月31日には新規陽性者が4058人,全国では1万2千人超となり,医療体制の逼迫と重症者の増加が懸念される事態となりました.オ…
新型コロナウイルス感染症の第3波感染拡大も非常事態宣言発令後急速に縮小されてきました.そこで都の公開データを用いて,前報に続いて東京都の1月24日までの第3波感染拡大・縮小の状況を解析し,今後を予測しました. 主な内容を以下に示しますが,多く…
新型コロナ第3波の感染拡大が止まりません!東京都における新型コロナウイルス感染症流行第3波の分析と感染抑圧法に関する論文を12月4日にuploadしました.そこではPCR等の検査人数が11/5~11/22までのペースで増加できれば,12月以降は新規陽性者を減少に転…
新型コロナウイルス感染症の第3波の感染拡大が,東京都と首都圏を始め,北海道,大阪,愛知などの主要都市にも生じ,医療体制が逼迫しつつあります.この状況に鑑み「東京都における新型コロナウイルス感染症流行の最近の状況分析と対策について」と題する…
新型コロナウイルス感染症の第2波の感染拡大が,東京都と首都圏を始め,大阪,愛知などの主要都市にも生じています.この度,このブログに6月15日に公表した第2報論文を改訂した論文「東京都の新型コロナウイルス感染症流行に関する解析と抑圧対策について…
東京都のコロナ流行過程を科学的に分析し,今後の対策法を提案した新論文です. 東京都の新型コロナウイルス流行は約1か月半の社会・経済活動の自粛により3月半ば頃の状況まで抑圧され,今後再燃を防ぎつつ社会・経済活動の復活が探索されています.本論文で…
感染症流行の理論に関しては素人ですが,工学分野の数理解析を生業にしてきた研究者として,国難とも言うべき新型コロナ流行に鑑み,その基本モデルを用いて,検査・隔離の重要性を分かりやすく解説しました.また感染症流行に関するSIRモデルにより,東京都…