東京都の新型コロナウイルス感染症流行の解析とその抑圧対策法の提案

 新型コロナウイルス感染症の第2波の感染拡大が,東京都と首都圏を始め,大阪,愛知などの主要都市にも生じています.この度,このブログに6月15日に公表した第2報論文を改訂した論文「東京都の新型コロナウイルス感染症流行に関する解析と抑圧対策について」が,日本機械学誌8月号のWEB論文に掲載されました.この論文では,東京都の7月末における感染拡大状況に対して,社会・経済活動の自粛とPCR検査数をどの程度に強化すれば日毎陽性者および市中感染者を抑圧することができるかについて詳しく論じています.また6月15日の第2報のブログ論文にあったSIR理論との不整合点を修正しました.この結果,前報より少ない自粛率とPCR検査数で感染拡大が抑圧できることになりました.またPCR検査・隔離体制を強化することによって,新型コロナ感染を十分抑圧しながら,かなり自由な社会・経済活動ができることも明らかにしています.日本機械学会誌8月号に寄稿したWEB論文「東京都の新型コロナウイルス感染症流行に関する解析と抑圧対策について」に関する紹介文(2頁)は日本機械学会誌のURL

https://www.jsme.or.jp/kaisi-volno/no-1221/

 で見ることができ,またWEB論文自体はURL

https://www.jsme.or.jp/activity-to-covid19/20200810

で見ることができます.

我国が新型コロナ感染症流行をいち早く克服するために,コロナ対策に携わる方々を始め多くの人たちに読んでいただきたいと思っています.